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NEWS

2025.12.01

高輪地球益ファンドから株式会社abaへの出資について

RELEASE

高輪地球益ファンド(運営:グローバル・ブレイン株式会社)はこのたび、株式会社aba(以下、aba)への出資を実行いたしましたので、お知らせいたします。

abaは、「テクノロジーで、誰もが介護したくなる社会を作る」をビジョンに掲げ、ベッド設置型排泄検知センサー『ヘルプパッド』の開発・提供を通じて介護現場の生産性とケア品質の向上を目指すスタートアップです。2011年の創業以来、ハードウェアとソフトウェアの両面でゼロからの開発に取り組み、2019年には他社との協業により初代モデルを発売。2023年には大幅に機能改善を施した第2世代のオリジナルモデルを発表。現在も着実に販路を拡大しながら、さらなる成長を遂げています。

日本では少子高齢化に伴い、要介護者数が増加の一途をたどる一方、深刻な介護人材不足の影響から、人材需給のギャップは拡大し続けています。また介護の中でも「排泄ケア」は、高齢者の尊厳や羞恥心に直結する上、介護者側の身体的・心理的負担も大きい領域です。abaが開発したヘルプパッドは、センサーが尿と便のにおいを検知し、おむつ交換のタイミングを通知する機能により、介護者は不要なおむつ交換や排泄物の漏れによる対応から解放され、高齢者に対しても自尊心や羞恥心に配慮したケアの実現につながります。また、abaは製品導入時からのきめ細やかな伴走支援によって、介護現場の信頼を獲得しています。

介護現場の人手不足という社会課題の解決に挑み、要介護者のQOL向上にも貢献することで、テクノロジーで誰もが介護したくなる社会の実現に向けて取り組むabaの姿勢に強く共感し、高輪地球益ファンドは出資を決定いたしました。

abaは本年5月に開催されたビジネス創造イベント「GATEWAY Tech TAKANAWA 2025」のピッチコンテスト「TAKANAWA PITCH」においてTAKANAWA FUND賞とPHD Lab.賞を受賞しています。「ヘルスケア」領域を牽引する存在として、TAKANAWA GATEWAY CITYが目指す100年心豊かに生きられるくらしづくりを支えていくことにも、高輪地球益ファンド及びLiSHとして高い期待を寄せています。

今後も、高輪地球益ファンドは、まちづくりパートナーとともに様々なスタートアップの成長支援を通じて、100年先の心豊かなくらしに向けた「地球益」の実現に取り組んでまいります。

 

【abaの企業概要】
会社名:株式会社aba
所在地:千葉県八千代市大和田新田 1054-200
代表者:宇井吉美
事業内容:医療・介護・福祉分野を対象としたロボティクス技術の研究開発及びサービス