株式会社aba宇井 吉美代表取締役CEO

中学時代に祖母がうつ病と診断され、介護家族となった経験を元に「介護する人の負担を減らしたい」という思いから、介護者を支えるためのロボット開発の道に進む。2011年、千葉工業大学工学部未来ロボティクス学科在学中に株式会社abaを設立。実習先の介護施設にて「おむつを開けずに中が見たい」という介護現場の願いに出会い、においで尿便を検知する排泄センサー「Helppad（ヘルプパッド）」を開発・製品化。

においで排泄を検知・AIが尿・便を判断し、パソコンやスマホ、タブレットに通知する介護用排泄センサー「Helppad２（ヘルプパッド２）」を開発・販売する介護テックスタートアップ。

株式会社Ashirase千野 歩代表取締役CEO

2008年株式会社本田技術研究所に入社。電気自動車や自動運転車の制御エンジニアとして従事。2019年に本田技研工業株式会社経営企画部へ異動。その後、2021年にホンダ発スタートアップ1号として株式会社Ashiraseを設立、代表取締役に就任。

視覚障がい者向け歩行ナビゲーション「あしらせ」事業。靴に取り付ける振動ウェアラブルデバイスによって、足元への振動で進む方向や道順を伝えることが出来る。あしらせでは、足元のデバイスで歩行データを取得、当事者の向いている向きや歩行軌跡などの動作データから最適な誘導情報の生成を行う。また、視覚障がい者の方が歩きやすいルート生成を行ない、当事者が安心して単独歩行できるようサポートする。

cynaps株式会社岩屋 雄介代表取締役

1982年生まれ、東京都出身。大学卒業後、建築設備業界に9年間従事し、業界構造や慣習に精通。その後、ベンチャー企業でIoT新規事業を立ち上げ、国内初のAlexaスキル開発・運用クラウド「NOID」を開発。2020年3月に独立し、cynaps株式会社を設立。累計2.9億円を資金調達し、世界初のSoCベースのワイヤレス・クラウド型HVACシステム「BA CLOUD」を発明。ビル・ホテル向けに提供し、省エネと快適性を両立する次世代の空調制御ソリューションを展開している。

「省エネ換気空調IoT制御システム BA CLOUD」を開発・販売。独自開発したSoCベースのコントローラーを採用し、ワイヤレス・サーバーレス設計により後付設置が容易で、既存設備へ簡単に導入可能です。リアルタイムで温湿度・CO2を監視し、最適な換気を自動調整。施工負担を最小限に抑えながら、エネルギーコスト削減と快適な室内環境の両立を実現するソリューションを提供します。

eatas株式会社手嶋 英津子代表取締役

中村学園大学大学院 栄養科学研究科修了。大学講師として管理栄養士教育・研究に従事。2015年に研究の一環で全国初の授業用食育アプリを開発。Apple社より管理栄養士で唯一のApple Distinguished Educatorに選出され、栄養×テクノロジーのイノベーターとして認定される。20年以上の管理栄養士経験を活かし、個別最適な食事指導を提供するプラットフォーム「eat+」を開発し、新たなヘルスケアサービスの創出に取り組んでいる。

管理栄養士によるパーソナル食事指導を提供するプラットフォームを開発。専属管理栄養士がアプリを活用し、個別最適化された食事プランと継続的なサポートを提供している。ユーザーの課題解決や目標達成を支援。現在、美容クリニックやパーソナルジムと連携し、健康・美容領域で展開している。さらに、AIを活用して食事指導の効率化を進め、より多くのユーザーに質の高いサポートを届けることを目指している。

株式会社Essen橘 健吾代表取締役

東北大学理学部を卒業後、東京大学大学院にて衛星データ解析技術の研究に従事。現在も天文学専攻の博士課程に在籍しながら、データサイエンスやAI技術の社会実装に関心を持つ。2021年に株式会社Essenを創業し、科学的なバックグラウンドを生かして人の行動と移動に関するデータの高度な分析・活用に取り組む。日常に潜む人々の行動メカニズムを深く理解し、広告を超えて人類の行動量の拡大や選択肢の多様化を目指す。

株式会社Essenは、人々のオフライン空間における行動データを独自に収集・解析することで、移動中の感情や意思決定プロセスを詳細に可視化します。モビリティ広告と融合した精度の高いターゲティングにより、消費者の行動変容を促し、広告効果の飛躍的向上を実現します。これにより、新たな価値創出やライフスタイル提案、地域経済の活性化を推進し、スマートシティ構築を通じて持続可能な社会の実現に貢献します。

株式会社エンドファイト風岡 俊希共同創業者／代表取締役CEO

外資・内資系コンサルティングファームにおいて産官学の新規事業戦略立案、実行支援に従事。その後、創薬ベンチャーの経営企画、大手IT企業のアフリカにおける事業立ち上げ支援、政府系VCにおける大学発スタートアップの投資、創業・経営支援や自治体のスタートアップエコシステム構築支援を経て、エンドファイトの代表取締役兼CEOに就任。

エンドファイトが研究開発を行う植物内生菌「DSE」は、あらゆる植物を対象に、環境ストレス耐性向上や栄養吸収促進等、様々な機能を付与することを可能とします。「DSE」の大規模ライブラリーを用いたあらゆる環境下での高付加価値な緑化・農業の実現と、企業や自治体と連携した新たなグリーン新規事業の共創のエコシステム構築を目指しています。

株式会社MiaLuce久保 とくみ代表取締役

大阪医科薬科大学看護学部卒業、看護学士取得。学生時代にピアサポートに興味を持ち、卒業論文の題材として研究を実施。2021年〜2022年に自身が悪性リンパ腫に罹り、同時期に母も肺がんに罹患。患者としての苦痛、家族側の支える側という苦痛を経験する中で医療機関ではがん患者の心理的・社会的課題を解決しきれていないという課題を見つけ入院中に、現在開発中の闘病サポートサービス【Cure Mind】のアイデアを思いつく。

がん患者の20~30%は治療開始前に退職、30~40%はうつに罹患、大きな社会問題になっています。 Cure Mindではがん告知時の早期からピアサポーター、専門家が介入することで復職率95%、生存率50%、25%うつ状態の改善を見込んでいます。また闘病生活の記録機能を有し服薬と副作用、メンタル・体調の記録データから患者のインサイトを抽出し、がん医療・創薬に新たなイノベーションを牽引します。将来的には、クリニックや企業と連携し、がんハイリスク群に対して予防アプローチ、がん予防啓蒙活動から罹患後のサポート、がんサバイバーへの就労・運動面のフォローアップをシームレスに提供予定です。

株式会社ウェルネス中田 航太郎代表取締役・医師

1991年生まれ。幼少期をアメリカで過ごし、4歳から医師を目指す。東京医科歯科大学医学部卒業後は救急総合診療に従事。2018年6月に株式会社ウェルネスを創業し、予防医療サービス「Wellness」を提供。現在700名以上のエグゼクティブの健康をサポートしている。情報経営イノベーション専門職大学「iU」客員教授。著書に『人生100年時代を元気に生き抜く 医師が教える経営者のための「戦略的健康法」』。

株式会社ウェルネスは「予防医学の力で、防ぎえた後悔をなくす。 」をビジョンに掲げ、予防医療に焦点を当てたパーソナルドクターサービス「Wellness Membership」を提供しています。定期的な面談と個々に最適化されたオーダーメイドの人間ドックを通じて、戦略的な予防医療を実践。ドクターからのフィードバックやサポートのすべてがオンラインで完結する、サブスクリプション型サービスです。

株式会社テンクー西村 邦裕代表取締役社長

2001年 東京大学工学部 卒業。2006年 東京大学大学院工学系研究科 博士課程修了。東京大学の研究員・助教を経て、2011年に株式会社テンクーを創業し、代表取締役社長に就任。文部科学省「科学技術への顕著な貢献2018（ナイスステップな研究者）」に選定。第1回 日本メディカルAI学会学術集会 最優秀賞 受賞（2019）。大学発ベンチャー表彰2019 文部科学大臣賞 受賞。博士（工学）。

疾患の特徴をゲノムレベルで捉え、患者さんの診断や治療に活かす「ゲノム医療」。独自の最先端の情報技術を活かし、自社開発のソフトウェアChrovis（クロビス）を用いて、自動で医療者の判断支援となる情報をレポートにし、がんの患者さんに分かりやすいレポートも届けるサービスを展開。情報技術により、医師の負荷の軽減と、判断の標準化・向上を実現し、医療者と患者とが疾患と向き合い、最適な医療を選択できる未来を作る事業を展開します。